2011年03月18日

「ヨウ素剤の代わりにうがい薬」根拠ない情報 続き

こんにちは、ソノキニです。

今、自分がやれることをやっていきましょう。
では、前回の続きです。前回の記事を読んでいない方は、ぜひ、前回分を読んで下さい。
⇒ http://bit.ly/eRwEi9

『安定ヨウ素剤』がどのように働くか?ということを中心にご紹介しました。
もう一度復習しておくと、

 ・身体に入ったヨウ素は、その多くは甲状腺で使われるために、甲状腺に運ばれる。
 ・放射性ヨウ素もヨウ素であるために、その流れにのる。
 ・放射性ヨウ素は、普通のヨウ素と違い、遺伝子等を攻撃し、ガンを誘発する恐れがある。
 ・安定ヨウ素剤は、放射性ヨウ素より先回りをして、甲状腺に放射性ヨウ素が集積
  されるのを防ぐという作用で、結果的に甲状腺被曝の予防となる。
 ・安定ヨウ素剤が効くにも、用量・用法が当然ある。

ということでした。

では、今回は補足的な意味で、知っておいた方がいいことをご紹介します。
まず、放射性ヨウ素による甲状腺ガンについてですが、ちょっと興味深いデータがあります。

広島・長崎のデータを中心につくられたものらしいのですが、
(このデータは外部被曝という観点でご覧下さい。皮膚等の直接体内に入らない形での被曝)

  ・甲状腺ガンの発生確率は、被曝時の年齢が20歳までだと、放射線量に依存して
   有意な増加が認められる
  ・被曝時年齢が、40歳以上では、甲状腺がんの生涯リスクは消失し、
   放射線による影響とは考えられなくなる

参考資料:第27回原子力安全委員会 資料第1-3号 より引用
     ⇒ http://bit.ly/hVPSgq

というものです。もちろん、内部被爆者もおられるとは思いますが、少し厳しく見て、
外部被爆者という観点から見ます。

これを見ると、40歳以上で被曝した場合は、死ぬまでに甲状腺ガンになるリスクは、
放射線の影響はあまりないという見解がでています。

そうなると、甲状腺ガン予防のためにとるような安定ヨウ素剤を服用する意味が
どれだけあるのか?ということも考える必要がありそうです。
(当然、内部被曝との差はどうか?甲状腺ガン以外の問題は?等も考える必要があります)

ちなみに、内部被曝というのは、放射性ヨウ素に限らず言うと、体内でなくならない限り、
死ぬまで被曝し続けるのです。

外部被曝だと、落とすことができることも多いようなのですが、
内部被曝の場合だと、その物質が体内にある限り、被曝しつづけるのです。


これを恐れるのです。


ただし、内部被曝においても、それなりの対処方法があるらしく、
その量が、過大ではないならば、大きく生活を損なうことはないようです。

『大前研一』さんという方がいるのですが(かなり有名な方です)、
この方は以前、原子炉の製作に携わっており、その時に被曝されたようです。
そして、その被曝したものの半減期が、約50年ということで、
「50年経っていないから、まだ減っていない」とおっしゃってました。

you tubeで視聴可能です。⇒ http://bit.ly/ifuYW0
(大前さんが言っていた証拠提示のために書いています。この中で大前さんの発言はご自身
 でご判断ください)


では、次に安定ヨウ素剤の副作用について、説明します。

当然、安定ヨウ素剤にも、副作用というものがあります。

チェルノブイリの時に、隣国のポーランドでも、安定ヨウ素剤の投与が行われました。
その時には、頭痛、胃痛、下痢、嘔吐、息切れ、皮膚掻痒等の症状が出たようですが、
安定ヨウ素剤との関連は、不明瞭です。

その他にも、重篤な副作用は出ていません。

ただし、甲状腺への影響があるため、長く服用すると当然、甲状腺に関する副作用が
でます。基本的には、1日服用して、その間に服用しなくてもいい所まで逃げるというのが
正しい使い方になります。

重篤な副作用が今のところないものの、服用できる人を選ぶ必要があります。
次の方は、服用できないか、慎重に投与となります。

  1.ヨウ素アレルギーの人(イソジンうがいも危険です)
  2.甲状腺に疾患を持つ人(ホルモンの影響や、治療と真逆の事をやりかねません)
  3.腎臓やカリウムに関する疾患がある人(カリウムが入っているので)
  4.新生児、妊娠後期の胎児(知能の発達に影響する恐れがある)
  5.結核患者


もちろん、服用できる方であっても、長期服用・過量投与等は危険ですので、
注意してください。


また、ヨウ素の服用量についても、すでに決められており、それに従う形になりますが、
国際保健機関(WHO)の指針よりは、多少少なめになっています。

それは、副作用や成人での効き目を考慮した結果のようです。


 WHO  新生児:12.5mg   生後1ヶ月以上3歳未満:25mg
      3歳以上13歳未満:50mg    13歳以上40歳未満:100mg

 日本   新生児:12.5mg(16.3mg)  生後1ヶ月以上3歳未満:25mg(32.5mg)
      3歳以上13歳未満:38mg(50mg) 13歳以上40歳未満:76mg(100mg)


となっています。※()内はヨウ素だけではない、ヨウ素カリウム(安定ヨウ素剤)の量

新生児から3歳未満までは、一緒ですが、それ以上は違います。
これは、成人でも30mgで効果があるということ、日本の製剤では、
一丸(丸薬です)が38mg単位になっているからという理由のようです。


「あれ?40歳以上はの項目がないんだけど・・・」


と心配になったアナタ、一応、国の見解は


      『40歳以上の服用は考えていない』


とのことです。
ですので、50歳で、うがい薬をがぶ飲みした方は、かなり意味がないことになります。

知っておくだけで、違いますね。いろいろと。
いたずらに、不安をあおり、コレした方がいい、アレしたほうがいいとか、
言われますが、知ってみると大したことがないことも多いです。


当然、被曝に関する問題は、放射性ヨウ素だけではありませんので、
いろんな対策が取られなければいけませんが、慌ててうがい薬を飲む必要はありません。

今日の内容を踏まえると、もし売り場に出ていても、どう対処すればいいかを
考えれると思います。

実家の両親を慮って、『安定ヨウ素剤』を大量に買って送る必要はないのです。

服用すべきは子供や若い人達であって、しかもその服用は避難するための時間稼ぎなのです。
被曝する場所に、安定ヨウ素剤を飲みながら、生活をすることではありません。

くれぐれも、それを知っておいて下さい。

そういう冷静な対処をすることで、本当に服用しなければいけない人に届かないという
笑えないことが減ります。

このブログを見ていたら、できれば近くの誰かに一人でもいいですし、一つでもいいです。
伝えていただければ、嬉しいです。


banner_02.gif

  
にほんブログ村 健康ブログ 健康カウンセリングへ



posted by ソノキニ at 19:20| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。